はるか昔、福岡に
「吉塚の霊媒師のおっちゃん」
「千代町のおっちゃん」
と呼ばれている霊感霊視のおっちゃんがいました。
高校生の頃、非常に流行って
2~3時間くらい並ぶのだけど
金額は本人の気持ちというシステムのせいか
非常に人気がありました。
おっちゃんは体に障害があって
目もあまり見えてない感じだったけど
本当にすごい能力がありました。
そして、ものすごく優しい人でした。
そんな、おっちゃんとの出会いや
学んだことや
私の霊感少女時代のエピソードを書いていきたいと思います。
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おっちゃんと呼ばれていた理由
「吉塚のおっちゃん」
「千代町のおっちゃん」
そう呼ばれていた理由は簡単です。
おっちゃんは自分のことを
と言っていたからです。
ただ大人の人には別の言い方をしていたと思います。
高校生から20台くらいの若い子達には
みたいな感じで話してました。
なので、みんな「おっちゃん」と呼んでいたのです。
ネットのない時代に口コミで行列となる
ネットもない時代でした。
ポケベルさえなかった黒電話が主流の時代。
学校での口コミで
というもの。
そんな原始的な口コミで行列になっていました。
それも高校生だけでなく老若男女と幅広い層があちこちから訪ねて来られ
長蛇の列でした。
おっちゃんが住んでいたのは長屋みたいなところ
おっちゃんは本当に古い長屋に住んでました。
お母様と2人暮らしのようでした。
個室があるわけでもなく
順番が来たら、おっちゃんの前に座って質問します。
なので前の人の話は丸ごと聞こえます。
ただ、この丸ごと聞こえるシステムで、自分には関係がない人の相談と思っていたことが
後々、自分も役に立ったりするので
本当に意味のないことはないのだなと
当時から体感することができました。
そういう意味では長屋というのが良かったのかもしれません。
料金はお賽銭箱に自由に入れる
地方の高校生に口コミで広がったのには「霊感霊視」だけでなく
料金に秘密がありました。
料金はお賽銭箱が置いてあって価格は本人任せでした。
何度目かに言った時に
おっちゃんのお母さんみたいな人が庭掃除しながら大きな声で
「10円とか百円とかはやめてくれ」と怒ってました。
もっと何か言ってたような気がしますが覚えてません。
たぶん、見えることは、そんなに簡単なことじゃぁ本当はないんだ、みたいなことも言ってたような気がします。
でも
おっちゃんは、そういうのも気にせず鑑定をしてました。
そんなことを言ってたのは覚えてます。
おっちゃんの障害の理由
おっちゃんは霊感霊視の能力はずば抜けていましたが
目もあんまり見えないし
足も悪くて
たぶん立てない感じでした。
おっちゃんが言うには
病院が酸素の量を間違えて障害が出た
たぶん、これは
未熟児網膜症のことを言っていて
未熟児に高濃度の酸素を与えると目に障害が出ることがあるそうです。
数回しか行かなかったけど
なぜか色々なことを聞いたのは偶然じゃなかったんだと思います。
おっちゃんから教えてもらったこと
霊媒体質、エンパス体質で気をつけること
長屋みたいなところで
前の人の相談が聞こえるシステムだったので
当時、見えたり聞こえたりする自覚があまりなかった私でしたが
ここで大事な出会いがありました。
私の前の順番で
鑑定してもらっている常連のような高校生の女の子は非常に霊感がある子でした。
払っても、払っても、くっついていて困る
そんな相談でした。
そしたら、おっちゃんが
でも、見えるんだから、遊び半分で行ったらいけないよ
そして、おっちゃんは、その子に付いて来た霊を払い
そして
その子の首の後ろを見てました。
そして
見える子は、ここに印がある。
見えているけど、印がない子もいる。
それは、ちょっと困ることになるから
そういう人には、おっちゃんが印を入れる。
そう言ってました。
数年後、社会人になって霊媒体質フル開花した時に
私も同様におっちゃんが首の後ろを見てくれました。
おっちゃんは
「うんうん、大丈夫」
とだけ言ったのを覚えています。
そして機会あるごとに
「生きている人間の方が強いからね」
と言ってくれました。
生きている人間の方が強いという意味
エンパス体質
霊媒体質の場合
色々な感情を引き寄せたり
感情だけでなくエネルギーやネガティブな幽霊とかを引き寄せたりします。
ついつい
「私ってエンパスだから」とか
「霊媒体質だから」とか
言ってしまいたくなります。
私自身もそうでしたし、今でもそういうところは残っています。
おっちゃんが行くたびに繰り返し言っていた
「生きている人間が1番強い」という言葉の中には
「自分自身の中には計り知れないパワーがある」ということを意味していると思うのです。
そして、そのパワーは
自分の好きなエネルギーを引き寄せることもできるんだと思うのです。
だから
「私は◯○だから」
そう言って自分を決めつけて
狭い世界に閉じこもってはいけないよ
そんな意味も含まれていると思うのです。
自分の運命や人生は自分自身の力で切り開ける
そんなメッセージが
おっちゃんの言う
「生きている人間が1番強い」
に込められているんだと思うのです。
まとめ
高校生の頃に出会った霊媒師のおっちゃんは
本当に気さくな人でした。
霊感霊視の能力では本当にずば抜けたものを持っていた方でした。
そんなおっちゃんが繰り返し言っていたのは
「生きている人間が1番強い」
ということ。
エンパス体質だったり
霊媒体質だったりしても
それでも、本来は自分の内側に跳ね返せる力を持っている。
その力を最初は使いこなすことができないかもしれないけど
まずは
「生きている人間が1番強い」ということを心に留めておくことが大事だと思います。
そんな、おっちゃんとの出会いや、その後の人生で研ぎ澄ませた「スピリチュアルリーディング&カウンセリング」
詳しくは以下に記載してます。